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扶桑町まちづくり入門講座(第1回)

日 時:7月26日(金)19:00〜20:30
会 場:扶桑町中央公民館講義室1
参加者:現役世代の受講者 16名 活動団体関係者 10名

現役世代に向けた扶桑町まちづくり入門講座「集まれ!!Next Leaders」を開催しました。
3回連続講座のうち、第1回のテーマは「まちづくりの先進的な事例を学ぶ」です。
講師はNPO岡崎まち育てセンター・りた事務局次長の三矢勝司氏をお招きしました。

扶桑町まちづくり入門講座

まずは、参加動機を共有するため、受講者どうしの自己紹介から始まりました。
「まちを良く知りたい」「地域の方とふれあいたい」「保守的な自分を変えたい」
などそれぞれの熱い思いが伝わってまいりました。

扶桑町まちづくり入門講座

扶桑町まちづくり入門講座

続いては講義です。「"わたし"からはじまるまちづくり」と題して5つの事例が紹介されました。

@伝統行事と学園祭の出会い(クラブ活動を地域の子供達へ)
岡崎市の誓願寺での昔ながらの行事に人が集まらなくなったところに商工会が企画したことは・・・
まちなか学園祭…模擬店、体験型教室、ステージ企画など、学生が日頃していることを「みち」でするだけで町が活性化するというものでした。日本人はもともと街道文化であるということを再認識させられました。 

A公園を「みんなの庭」へ(有志グループによる取り組み)
公園付近の住民層や、公園の特徴を活用
子どもが多い付近…持ち寄り花火大会<親子で花火をする場所の提供>
公園の管理と活用の融合は日頃の活動にプラスαで・・・
月2回のグラウンドゴルフ活動と草刈・芝刈の連動が荒れた広場を状態の良い広場に!
竹林の整備をすることで七夕に使う竹の提供など。管理から活用へ。

Bこどものまち「なごみん横丁」(遊び・学び・働きの溶け合い)
「なごみん横丁」の住人になるとまず10ジャン(コミュニティ内の通貨)が支給されます。無くなるとなごみんワークス(職安)に行き求人票を見てやりたい仕事を捜し働きます。
30分の労働で30ジャンが支給され、そこから税金も控除されるリアルさに驚きました。子供たちの遊びが仕事につながる生きる力を学ぶまち作り体験学習プログラムです。

C光と風に祝福された家(個人出資によるまちの縁側)
個人所有の空き家を改築し、住民の為に活用したいとの思いで実現されました。
定期的な保健師による会食や、自治会主催のバザー開催、地域の方が交流する場を提供することが個人の夢でもあったそうです。「ここに来れば誰でも何かの役割がある」ということが健康長寿につながるということです。

D空き家と独居老人の再生(地域に眠る人と建物が目を覚ます)
空き家解放・活用の現場として「にぎわい市」を年2回実施します。通年で利用出来る空き家の中に1区画1ヶ月1000円で出店することで空き家がコミニュティビジネス拠点になるという画期的な取り組みにもなりました。また、高齢化率が5割超の地区では、季節毎の会食会を行ったりお料理好きの方々が独居老人向けのお弁当屋さんをすることで、お年寄りが外に出るきっかけ作りにもなりました。

扶桑町まちづくり入門講座

まとめです。
「私の日常=他人の非日常」であり「私」から始まる異日常こそが暮らしを楽しく、まちを豊かにするということがポイントでした。
違った視点でものを見る大切さに気付かされました。
「何かを始めるには、少人数から徐々に共感の輪をひろげることが大切」との言葉が印象的でした。
受講者の皆さんは、それぞれ刺激を受け「次回も楽しみにしている」と嬉しい声もお聞きしました。

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